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2007年3月14日 (水)

あるとき、ある世界での出来事

~プロローグ~

 講談師、観て来た様に嘘を言い。あたりまえのようであるが、講談師が語る世界は、人が人にあらざる力を持ったり、あらあらなんでと疑問符たなびく活躍したりと、話を盛り上げる方が先となります。語り部を務めまするは、Ittohにございます。
 凄絶悲惨なかつての戦国乱世、天を抱き、天下布武の旗をなびかせ征したのは、華の開祖劉華伯。
 天に昇って歴代連なる様子を、語り部はかく詠う。

 天は華なり、国は華なり
 7つの丘に道を拓き、桜華楼の門を入口とし、南北に伸びる大路は、京城の南大門へと繋がる。
 東西に通りがはしり、縦横に大路を巡らせた帝都は、荘厳なるかな、勇壮なるかな。
 帝都”華京”は、桜花舞い散る春を迎えていた。
 九代二百年の歳月を刻んだ都は、百花繚乱の息吹を放つ。

 平々凡々の世界では、われら講談師は、”かつて凄絶悲惨な戦国乱世に一条の光をもたらしたるは・・・”と続く、昔語りを綴るのみと思いきや、あれあれ、華の天下も二百年が過ぎて、徐々に暗雲が立ち込めます。この時代にIttohが綴り詠う、豪傑が物語の始まりにございます。

 されど、都を離れて道を往けば、徐々に荒廃の兆しを描く。
 東夷、南蛮、西戎、北狄と、千里の先に跋扈し、闇が徐々に侵食す。
 旱魃・洪水が飢饉を呼び、死人を食う村すら現れる。
 雑穀も育たぬ畑を捨てて、人々は兆散し、野盗となる。
 征伐すべき官吏は、汚濁にまみれ、国軍は兵役を役得とし、私腹を肥やす。

 つまり、帝都は平穏なれど、辺境地域は徐々に乱れ、あっちでは旱魃、こっちでは洪水と天災が降りかっても対応しきれず、民草の心が離れていってしまいました。
 こんな時代は、盗賊やら匪賊が興っては滅び、辺境の蛮夷戎狄が国境を越えて暴れ出す。国軍は、対応に追われて、今日は東に明日は西と徐々に国力を削がれていくのでした。
 中央政権の力が弱れば、地方に強大な力が生まれるのも当たり前、己の守るべきものを守るため、自衛の軍閥が生まれたのもこの頃であります。こういった時代を背景に、様々な
英雄豪傑が生まれ、新たな時代を築くのが世の常というものなのでしょう。ここからは、そんな時代を駆け抜けていった英雄、民衆に愛されし者達の物語で綴っていきましょう。

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