悠久の時が流れてRoyal Game of Ur
数千年の時を越えて、発見されるゲームがある。
悠久の時が流れを遥か太古に遡ること数千年。チグリス川の傍に住み着いた人々が築き上げた都市、ウルの王墓を発掘したときのこと、ひとつのゲーム盤が発見されました。遊戯盤は、イラク博物館と大英帝国博物館に所蔵されています。遊び方が粘土版に楔形文字で記載されていたこともあって、遊戯史的にも重要な文化遺産となっています。このゲームは、大英帝国博物館でレプリカが造られていて、インターネット上で販売されています。大英帝国博物館
ゲームは、7個の駒と、サイコロを4個振って進む双六です。サイコロは、四角錐でサイコロの目は1と0です。サイコロを振って、出た白の目の数だけ進みます。全部黒だと進めなくて一回休みとなります。駒はどれを進めてもいいですが、ひとつのマスには一個しか駒が入れません。駒がいるマスに別の駒を進めると、その場所の駒をスタートに戻すことになります。7個の駒を進めていって、一番早くすべての駒をゴールさせた方の勝ちとなります。現在のバックギャモンの先祖と言われているゲームです。
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