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2008年9月21日 (日)

仮想戦記というジャンル

 仮想戦記というジャンルは、昔からあったものだが、最近は一分野を築けるくらいに成長してきたジャンルである。
 歴史小説が、一定の歴史の流れに逆らえないのと違い、仮想戦記は歴史の流れを根底から覆してもかまわないとする考え方である。ifシリーズという形態で、時折、歴史小説の合間に出てきた流れであるが、「その時、歴史が動いた」の反証としての意味合いがあるのも事実である。つまり、その時、歴史は変わったである。
 有名なifでは、織田信長が本能寺で討たれなかったらというテーマが昔からある。どこから語るかは、色々とあって、大航海時代の旗手イスパニアの動きを含めて、検証すべきifは多い。
 自分的には、大航海時代に乗り出し、数百年早い日英同盟の締結を観てみたいような気はする。信長とエリザベス一世の会談実現なんかは、面白いifになるのではないかと思う。されど、ifは、ifであり、検証するには、困難を伴う。シミュレーションの研究対象としても、面白いテーマのひとつであるが、検証することの意味合いは、かなり難しい。単に面白いだけで、検証することは、小説とかならともかくとして、あんまし研究の意味はない。色々と思索研究やシステムのモデル化テストぽいものにどこまでの意義を見出すことが可能かというのもひとつである。
 自分としては、信長が日本を統一した場合に生じる、イスパニアとの戦争、日英同盟締結というながれから、北アメリカ大陸の東西からの開拓史という歴史を描くのも、面白い歴史の流れになるかと思う。ただ、現代史まで流れを追うことは、歴史の蓋然性からすると、触れ幅が大きくなりすぎるので、どこで止めるかが難しいのも事実である。ただ、自分と大輔氏とでは、北米が異なる結果になると推定している。日英同盟から綻び、対イスパニアの英蘭日同盟による勝利は、アメリカ分割という結果の方が生じる確率の方が高いと判断する。中南米に対する利権を確保している、イスパニアそのものの強大さは、そう簡単に崩れるほどには甘くないと判断する。結果として、対イスパニア同盟の長期的継続、アンリ王の登場によるフランスの参戦。結果として、1603年、日英蘭西仏が一堂に会する会議がパリで開催され、日本からは織田信忠を代表とする使節団が参加。夢は夢なれど、実現の可能性があった夢ではある。
 ここら辺は、既にオリジナルのシミュレーション結果である。

Ogami流読後感想文 佐藤大輔 信長征海伝を読んで

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