ユーザーの囲い込みについて
ケータイ電話がガラケーだった頃と既に言っていいのだろうか?キャリア各社による囲い込みが進められていた。その弊害は、ユーザー側に生じる。個人的に弊害の影響を受けたのは、茅田砂胡さんの「トゥルーク前日譚」であった。知らないキャリアの知らない電子書籍で流れたため、読むことができなかった。ここらへんは、過去記事に掲載しています。
<囲い込みの弊害が表沙汰になりました>http://sugc.cocolog-nifty.com/nari/2012/09/post-4140.html
まぁ、作品自体の出来が、良かったことが、弊害が表に出やすかったというのもあったのだと思う。また、茅田さんの作品は、電子書籍化されるのが早かったこともあり、電子書籍だけを持っているファンも多いのではないかと思う。
まぁ、私個人は、電子書籍と紙版の両方を持ってたりしますけどね・・・電子書籍版は、デルフィニア戦記だと外伝以外は、最初にPDF版が発売され購入し、シャープさんの電子辞書でSDカード版(内容はXMDF版)で発売され購入し・・・といった経緯があり、本当に初期の頃の電子書籍であった。PDFは、keyringPDF版へと変更され、作品が発売されていきました。「レディ・ガンナー」シリーズは、電子書籍版が発売されていないようです。(発売して欲しいなぁ)
電子書籍の問題点を、そのまま表現したような作品群となっているのは、初期の頃から電子書籍として出していただいた作者の方の特徴であるように思います。
ケータイがガラケーからスマフォに変わり、変わったことから囲い込みは変質を始めています。キャリアによる囲い込みから、アプリ(書店や出版社)による囲い込みへと移行しつつあります。
ビジネスという観点からすると、囲い込みは仕方の無いところもあるとは思うけれど、ユーザーからするとやりきれない思いがあるのも事実なのです。困ったものですねぇ・・・
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