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2014年2月15日 (土)

多分、嵐のように平凡な日々01

 木太刀を構える姿は、凄まじいまでに凛々しく、動きは力強さに研ぎ澄まされたようだとは、吟遊詩人の唄いにあるが、実際に"イットウサイ"の剣を見た者は少ない。"イットウサイ"には、弟子が多く、竜王指南役となった胡青と姜花もまた、弟子の一人であり、彼らの戦場での実績や戦績も多く有名で、"イットウサイ"は、彼らの師として知られているが、彼自身は、それほど知られてはいない。
 一緒に歩く、娘のニィナが、髪をポニーテールにして、後ろに流し、すらりとひきしまった肢体を、当世風の男装束で飾り、太刀を小太刀と共に腰にさして、鍛え上げた体は風を切るように動いていく。そんな男姿の娘が方が、道行く人の注目を集めるため、好々爺な雰囲気を持ち、足跡も音もたてず、気配をさせずに歩く爺さんに気付くものは少ない。
 イットウサイの住まいは、竜王都から川を上って、一時ほど離れた古い開拓村に数百年前の開拓当時から建てられた玲姫様の屋敷であり、敷地に獣族の冒険者で剣神の弟子であるマーヤを院長とした学院が併設されたのが3年前となる。村の者は、剣聖様の屋敷と新たに建てられた学院として知られているため、剣神その人が住んでいることは、あまり知られていない。
 時折、様々な剣士や冒険者が訪れることもあるが、有名な冒険者某が、屋敷の門前で箒で落ち葉を集めていた、学院の子供に負けたりするため、かなりの覚悟が必要な屋敷ともなっている。その時、有名な冒険者に勝った子供が、当時7歳のニィナだったりする。

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