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2014年2月16日 (日)

多分、嵐のような平凡な日々03b1

 俺は、治療をしながら相手を見ていた。年齢はかなり高い。60を越えたくらいかなぁ。このくらい年寄りの方が、元気だよなぁ・・・
「あんた。強ぇなぁ・・・あ。俺の名は、内藤一樹だ。カズキって呼ばれてる」
「内藤・・・俺の名は、一刀斎だ。伊東一刀斎」
「一刀斎かぁ、やっぱし転生者か」
「転生・・・あぁ、前世の記憶か。夢でみたような形でなら覚えている。お主もか」
「あぁ。自分が死んでなるとは思わなった」
「何故、前世の記憶があると思ったのだ」
「料理だよ。こっちに来て、食べるのは肉とかパンとかで、竜王都で米の飯を食べた時は、嬉しくて、涙流しちまった。そこで、米の飯が食えるようになったのは、この20年くらいだって聞いた。剣神様が、鬼族から種籾を貰って造り始めたって聞いたぜ」
「あぁ。あれか。なかなか造るのは難しいが、子供達が頑張ってくれたからな」
「そうか。こっち来て肉とかは食べれたが、米の飯は美味しかった。ありがとう」
「まぁ、同郷の者に逢うとは思わなんだ。江戸の町はどうだ」
「江戸って、えらい前から転生したんだな。今は東京って名前になってる」
 伊東・・・・一刀斎って、確か、一刀流開祖が、伊東一刀斎って名前だった。
「あんた、将軍家指南役の小野忠明って人の師匠なのか。江戸時代の剣豪が、こっちじゃ剣神かよ。やっぱし、向こうでチートは、こっちでもチートなのかよ」
「チート?・・・剣豪とはな。忠明を知っているのか」
「直接は、無理。数百年前の人だよ。子孫って人の剣を見たことがあるくらい」
「ほぉ。小野家は、数百年続いたか、そして一刀流が続いているとは、嬉しいものだな」
「あぁ、徳川幕府とか滅んだり、国が異国に占領されたりもしたけど、ずっと続いていたみたいだよ。俺は、話に聞いたくらいだ」
「ほぉ、その前世の記憶を持つお主が、俺に何のようだ」
土下座って奴をする。どうしてもこの人の力が要るんだ。俺には!!
「頼む。同郷のよしみでも、なんでも良い。俺を弟子にしてくれ」
「断る」
え。そうなの?土下座って昔の人に効かないの?それって何。どうすればいいの?

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