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2014年2月15日 (土)

エピローグ? その3 多分、嵐のように平凡な日々へ

「もうしばらく、こうしていても良いですか」
「あぁ・・・」
・・・閑話休題・・・
だだだだだだだ・・・静寂に包まれた部屋に向かってくる足音がある。
「父様、マーヤ母様、食事はお済ですか!稽古をお願いします」
セリフとともに、寝室の扉が開け放たれる。
「ニィナ様。そのように扉を開けてはならぬと申しておりますのに」
「ダメです。このくらいの気合が無いと、この扉は開けられません」
抱き合っている二人に、真っ赤になりながら喋る。
「はははは。それは確かだ。まぁ良い。立木撃ちは終わったのか」
「はいッ。千回撃ち込みました」
「何回くらい切れた」
「はぁ」
「立木撃ちで、立木が人だとしたら、何回くらい切れたかと聞いている」
「そ。それは」
「立木は人ではない。また、回数を撃ったから、強くなるわけでも無い」
「は。はい」
「汗を流して、着替えて来い。俺は、庭に居る」
「は。はいッ」
だだだだだだだ・・・風のように駆けていく音が遠ざかっていく。
「ニィナ様は、腕を上げられましたよ」
「見ていたのか」
「はい。私に見せたいのでしょう。安心できるように、もう守られるだけの娘ではないと信じて貰うために」
「そうか・・・俺としては、守られるだけの娘でいて欲しいのだがな」
「無理ですよ。リィナ様の娘です」
「そうだな」
「今日は、ニィナを連れて、義姉上のところに行ってくる」
「はい。いってらっしゃい」
軽く口づけをして別れる。それは、多分、嵐のように平凡な日々に繋がっていく。

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