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2014年3月29日 (土)

竜王都シリーズ 概説1

 竜王都シリーズというか、描きたかった時代劇風異世界についてよもやま綺談として描いております。いくつかは、描けてきましたので、紹介風概説を少しとりまとめて、描いてみました。
<"契約"世界>
 竜王都を含めた、異世界の呼び名。一般に、"住んで居る人にとって、自分が存在する世界がすべてなので、世界を表す言葉というのは無いのが普通"という前提にしたがって、世界そのものの名称はありません。
 ただ、それでは描きづらいので、"契約"に基づいた異世界であるということで、"契約"世界という呼び方をしております。
<"契約"と"集会">
 The Quriltai of the Contractと呼ばれる、有史以前と以後を分ける"契約"のこと。"契約"世界は、一度、竜族同士の諍いから、世界中で争いが起きて、様々な種族が滅亡や滅亡寸前まで追い込まれてしまった。また争いが激化し、天竜が戦いを起こす状況にまでなりそうであったため、大地そのものまで深刻な被害を受け、大地そのものが滅びそうになったため、当時の天竜王が、それまで2個あった月の一つを砕いて、戦場に降り注ぎ、戦っていたすべての種族を壊滅に追い込んだという伝説がある。
 このときに、生き残った主要氏族(竜、人、魔、獣、妖、鬼)が、現在の六大氏族であり、このときに結ばれた"契約=The Contract"であり、契約が結ばれた集まりが"集会=The Quriltai"である。この"集会"が行われる場所が、現在の竜王都である。
<竜王都>
 The Quriltai of the Contractの開催場所。年に一回開催される集会であり、主要氏族だけで無く、各氏族傘下の少数氏族を含めて、集まってくる場所が"竜王都"である。元々は、天竜王の都であったが、竜族は他の部族を好まないところがあるため、現在の天竜王が、すべての竜族を率いて、竜王都の北に聖都を建設し、竜族の都とした。竜王都そのものは、"The Quriltai of the Contract"の都として、天竜王の代行として、執政府が置かれている。
<"The Quriltai of the Contract">
 歴史は、"The Contract"に始まる。大地に生きるモノが守るべき"契約"となっている。基本としては、氏族と氏族の殲滅戦闘の禁止。このため、大規模な町では、無抵抗を宣言した段階で、殺戮することが認められていない。また、種の保存を大前提としているため、男女の性愛は、"婚姻"という契約として規定されている。"婚姻"に制限がないため、"契約"世界は、多夫多妻制が認められている。ただし、氏族によっては、"婚姻"に制限があることもあり、竜王都で行われる"集会"では、議題にのぼることが多い。この結果を不服とした争いも起きるため、竜王府には、専門の調停部署が設置されている。現在の日本で言えば、家庭裁判所と児童相談所なんかを合わせた感じ。
 氏族同士の紛争は、小競り合い程度が、日常茶飯事に生じているが、"集会"の議題に上ると、争いそのものが止められて、紛争が強制的に解決されるのを避けようとするため、大規模紛争は避ける傾向にある。"剣神=イットウサイ"が"剣神"になる以前、各地を旅する中で、子供を助けるために、紛争中の両者を共に叩き潰したりとか、世界中の氏族の強者達と戦って勝ったりとか、様々な伝説を残している。
<剣神=イットウサイ>
 この竜王都シリーズの要石のような存在である。
 本人自身は、ただの剣客である。しかしながら、その実態は、異世界へ転生した、戦国末期から江戸時代の剣客にして、一刀流の開祖「伊藤一刀齋」が、異世界に転生した姿である。"憤怒"の頃が、60歳くらいの設定である。前世の一刀齋が90歳以上生きているようなので、後、30年くらいは活躍できる予定・・・
 まぁ、作者的には、普通の人間が、異世界でチートで活躍できるのなら、もともとチートな人間が異世界に転生したら、この程度はできんじゃねぇとおかしいよねという目的で創られた存在。
 前世については、記憶として残っている。漢詩「胡蝶の夢」の如く、夢の中の出来事として認識している。転生は、竜王都の戦災孤児として生まれ、夢の中の想いから、剣客を目指して修行をし、冒険者となった。若い頃は、世界中を旅をしながら自分自身を鍛え上げつつ、各地に様々な伝説を残していったという設定。
 本人に意識は無いものの、剣客の矜持が強く、"The Quriltai of the Contract"が生まれた理由や自分自身の生い立ちから、"The Contract"への想いが強い。何人かの女性と交際し、世界中に子供が居るかも知れない状況があったりする。現在は、獣族のマーヤと天竜族の羌玲という、二人の妻と一緒に暮らしている。羌玲との間に、茜という娘が一人生まれた。また、マーヤとの間に生まれた子供達の孫達を含めた孤児を預かって養育している。
 前世の記憶から、世界中を巡る中で、和食と似たようなモノを見つけては、竜王都で広めたり育てたりしている。特に鬼族の里で見つけた米や甘藷を、屋敷近くに水田を造って、育てている。このため、屋敷を含めた大川沿いには、和風の田園地帯が拡がっている。

2014年3月28日 (金)

”憤怒” その2

 怯えて逃げる気配は、子供のもので、追いかける殺気は、複数の大人のものであった。かなりの手練のようである。イットウサイは、怯える子供の気配には、既に血の匂いがまきついている。
「ちぃッ」
駆ける脚を早める。草むらを駆けながら、闇の静寂を音を立てずに抜けていく。
 殺気の追う速度が速い。草むらから、街道を抜ける場所と子供の気配がたどり着けそうな場を合わせる。ギリギリ間に合うかどうか・・・街道を飛び出すと同時に、殺気と子供の間に割り込み、子供の姿を抱えて転がる。上段から斜めに切りおろされる、刃をイットウサイは、背中で受ける。切りおろされた刃の痕から、血飛沫があがる。
「くッ。ゥっ」
凄まじいまでの殺気が、イットウサイの中から放たれる。
追いかけてきた複数の殺気が、少し引いて身構えて誰何する。
「何奴ッ」
「この、大馬鹿者がぁッ」
子供を左手に抱え、「ヒール」を掛けながら、振り向き様に、打刀を鞘から抜き放ち、殺気の一つを上段から真っ向に振り下ろす。受けようとした、大剣ごと斬り裂いた。男の頭蓋が断ち割れ、鮮血と脳漿が飛び散った。膨大なエネルギーが虚空に消える。
「馬、馬鹿なっ・・・純血腫の竜族を斬れるなど、ありえんッ」
少し後方から、追ってきた殺気の塊が動揺する。周囲の殺気が少し引いて、大剣を構える。
 イットウサイは、打刀を片手上段に構え、左手に子供を抱えながら、
「このイットウサイ、剣には心得があり申す。しかしながら、手傷を負った体では、手加減はできませぬが、宜しいか」
「イットウサイだと・・・たかが剣士ごときが、竜族に逆らうか。斬れぇッ」
周囲から、みっつの殺気が、宵闇に紛れて斬りかかる。
「ほぉ・・・このイットウサイ。子供を救うのに理由などいらんッ」
三方から、斬りかかる、大剣の剣閃を躱すと同時に、相手を片手上段から斬り落とす。同時に斬りかかる、相手をすべてカウンターで斬り落とす。相手の姿が一瞬止まった状態から、左肩から右脇腹にかけて斬り開かれて、血飛沫が舞い散る。
 一瞬の神業に、相手の殺気が怯えに変わって下がる。

”憤怒” その1

 大川を北へ少し遡っていくと、加門の大池があって、周囲には茶屋やいくつかの庵が建っている。庵は、"契約"の結果造られた施設で、戦災孤児達を預かっている養育園のことである。大池の周りにも庵がいくつかあり、竜王とでも最大規模の庵街となっている。子供達は、畑仕事や、大池や大川で川魚を捉えたり、庵で読み書き算学を習いながら十歳くらいから、竜王都の商家や工家などに奉公に出るのが一般的になっている。
 大池には、様々な川魚が取れることもあって、格好の釣り場となっている。南北に走る街道を土手がわりにして、池の周囲を囲っている。竜王都最大の用水池の一つである。土手から下りてきたら、
 イットウサイは、宵闇に小さな魔石光を灯らせて、釣り糸を垂れていた。今宵は、妻のマーヤが咳き込み、少し寝付けなかったこともあって、休ませる意味もあって、夜釣りに出掛けたのだ。マーヤを心配しながら、釣り糸を垂れていると、何匹かのフナがかかり、朝飯に良いなぁと思いつつ、釣りを楽しんでもいた。
 そこへ、北側の街道を殺気が流れ、怯えて逃げる気配と共に駆けてくる。脇に置いた打刀をとって、気配の方へ駆ける。

2014年3月18日 (火)

ゲームって?

 日本の辞典とかだと、「勝敗を争う遊びや遊戯、試合や競技、ゲームセットの略」という風に描かれている。英文だと、"A game is an activity or sport in which people compete with each other according to agreed rules"となっている。個人的には、英文で描かれている方がしっくりくる。
 ゲームとは、「参加者が、合意したルールに従って、競技をおこなう活動やスポーツを示す」ということです。最近の流れとしては、参加者には、プレイヤだけではなく、サポーターや観客、会場提供者など、様々なステークホルダーが加わるっていくと考えられます。
 ゲームは、ロボットやインターネットのように、定義し難い言葉だと思います。
 重要なことは、Stakeholderが、同意したルールの下でおこなわれるという点だと考えています。ルールがあるかないかが、ゲームと遊びの境界になるのあかなぁと思ったりもしています。

2014年3月 5日 (水)

よもやま綺譚 天下の百万都市なり竜王都 その2

 天下百万の人口は、強大な氏族に等しい。また、元々が戦災避難民や亡命者が多いこともあって、人口は増加の一途を辿っている。年々、町は拡大の一途をたどっていて、竜王都周辺の開拓は、速度をあげて進んでいて、交易路の整備を含めたインフラ整備も着々と進められている。
 百万都市と言われるが、増加は年1万人くらいで、戦災難民や亡命者が万単位で来ることは、この20年くらいはみられない。
 竜王都の場合は、The Quriltai of the Contractの前後で、十万以上の人が訪れるため、一時的に町が活性化するのと、世界全域から集まることもあって、様々な物流の拠点ともなっている。
 竜王都周辺の海岸は、遠浅の海岸となっていることもあり、一定以上の大型船は、水竜王の住まう、竜星湾の海王都に発着するため、海王都から竜王都までの道は、Road of Quriltaiと呼ばれ、整備されている。Road of Quriltaiは、竜王都を中心に、東の海王都だけでなく、北の聖都、西の火竜山を越えて、妖族の国まで続いている。海王都から東に海を越えると人族と獣族の住まう大陸が広がり、さらに海を越えると魔族が住まう大陸が広がっている。戦争等で様々な軋轢や避難民が生じるのは、この最も巨大な大陸からだったりする。
 妖族の国から、西に海を越えると鬼族の里となる。竜王都からだと、鬼族の国が一番遠くなる。魔族の国から遥か東に海を越えると鬼族の国となる。これらの六大氏族を記録に残る形で、訪れていったのが、剣神様なのである。回るだけで、1年を越える歳月がかかる。鬼族は、竜王都まで半年の行程がかかるため、9族長代行が竜王都に住んでいて、The Quriltai of the Contractに参加している。鬼族は、The Quriltai of the Contractの2回から4回に一度、族長会議で九氏族の代行職を選抜している。これが、ようようにして竜王府が知ることができた、竜王都を巡る世界地理だったりします。

フランス革命の成果 World Trade Organization

 フランス革命は、権威の否定でもあった。結果的にメートル法が生まれ、国際単位系が制定されていった。この国際単位系を、世界に対して一定の強制力を持たせているのが、WTO:World Trade Organizationである。WTOの強制力が強い理由が、“negative” consensus ruleにある。全員の反対が無ければ、承認される。これは、紛争解決手段としては、非情な強制力を持って発動される。
 結果的に計量に関する規定は、SI単位を基準とした体系化を参加国家はすべて受け入れることとなったに等しい。ガロンやマイル、尺といったローカルな単位を、SI単位との整合性を明確に定義することで使用できるとしても、強制力は逆に強化されたに等しい。計量という、物を扱うビジネスで不可欠な行為の整合性は、これからも強制力を持っていくことは間違いない。
<WTO:World Trade Organization>http://www.wto.org/index.htm
 国際規格が持つ強制力は、このWTOが国際商取引上の技術障害として取り扱っているからである。これもまた、自由を求めた、フランス革命の成果と言える。

フランス革命の成果、メートル法から始まる世界

 フランス革命に始まる変革の歴史が生み出したものが、SI単位の始まりである。
 権力の象徴でもあった、計量単位を1875年のメートル条約を経て世界に受け入れられ、電磁気や化学の計量単位を含めて、SI単位として体系化されて今日に至っている。「万人にとって、普遍なるもの」としてSI単位が受け入れられていった。
 SI単位も8版(2006年)を重ね、尺貫法やポンドーヤード法などとの整合性をとれるような体制がとられるようになった。SI単位との変換式を明示できるようであれば、生活習慣で使用している単位を使うのが黙認?されるようになった。一時期、永 六輔さんが、尺貫法の認知を求められていましたが、ようよう対応ができるようになったということとなります。
<産業技術総合研究所:SI8版>https://www.nmij.jp/library/units/si/R8/SI8J.pdf
 フランス革命が生み出した、ひとつの成果が、「万人にとって普遍なるモノ」を目指した、SI単位ということになるのです。

2014年3月 4日 (火)

DeveloperとCreator

 前に、エジソンの言葉を描いたことがある。
「1%の才能と99%の努力」のことである。
 この言葉は、良い意味でも悪い意味でも、エジソンという人を象徴しているように思う。Developerがいなければ、Creatorが何人いても製品は造れない。Creatorがいなければ、Developerが何人いても、製品を生み出すことはできない。
 製品を造り出すためには、Creatorがいて、Developerがいることが重要である。個人的には、自分の能力は、Creatorというよりは、Developerにかなり偏っていると判断している。Creatorの才能は"0"では無いが、かなり低い。また、Developerとしての能力も"0"では無いが、それほど高くも無い。
 才能がいくらあっても、努力しなければ報われることは無い。どんなに努力をしても、才能が無ければ徒労に終わる。これは、事実でもあろう。努力することは、必要である。だが、一番に必要なことは、自己の才能を生み出すことである。
 "1"の才能は、2や3と伸ばすことは不可能ではない。しかしながら、"0"はゼロであって、どうすることもできない。ただし、本当に才能が無いという人は居ないと断言しても良いと思う。自分から才能を"0"にしてしまった人は、どうすることもできない。甘えてしまえば、"99"の才能があっても、活かせる才能は"0"にしかならない。
 そして、才能は、他人が与えられることは無い。

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