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2016年7月29日 (金)

修正歴史主義への想い<宵闇三部作に向けて>

 Historical revisionism歴史に新たな資料から解釈を加え、世界を構築するという考え方である。
 日本では、鎌倉時代の始まりや戦国時代の始まりという考え方に、修正歴史主義の想いが見られる。


 まぁ、用語に関する学術的な話はおいといて、個人的には古い人間でもありますので、歴史シミュレーションをボードゲームでやってた派でありますので、そういった人間にとっての修正歴史主義とは、シミュレーション上発生しうる可能性のある事象が、歴史上存在することが可能であるというものです。ここらへんは、歴史小説が好きな方との難しい側面ということになります。
 アルファポリスさんの場合は、歴史・時代小説という流れで、大賞を規定されているようですから、そこにテンプレ歴史モノが入るということは無いだろうと思います。ただ、北方水滸伝のような形は、許されるのかなという雰囲気はあります。歴史をifから修正するのは、構わないかなぁとは思うのですが、史実の改変が認められない方々も多いので、なんとも言えないなぁと思ったりします。

 歴史学的な話とは、別としてあるのが、シミュレーションをプレイしたり、設計・製作する側にとっての修正歴史主義である。確かに、史実は史実である。されど、史実の中で、起きたかも知れないifを捉えるというのが、シミュレーションで演算処理を考える修正歴史という考え方であったりします。
 個人的には、日本史系作品を三点描いています。昔、TRPGを皆で考えていた頃に書いて冊子にしたことがあるのは、旧約聖書だったりしますけどね。カインとアベルで人類最初の殺人をTRPGに取り込んで見たくらいですね。
 歴史の修正について、目標を「あやかしと一緒に暮らす世界の構築」に置いて、最初の段階を「大江山酒呑童子退治」から、渡辺綱として取り込み、第二段階を女性武将増産に向けた、「これってバッドエンドだよね」から、板額御前を取り込み、最期の詰めを「戦国転生宵闇綺譚」で井伊直虎の流れを築く。歴史小説の中で、”あやかし”という史実に無いものを、歴史小説そのものに取り込むために、テンプレを使って背景世界を構築するという手法をとってみました。
 良いにつけ、悪いにつけ、説明文章が多くなるというのが、筆力の低い私の困ったことにありますが、昔からの流れとして、歴史小説の中で、史実改変と言うのを嫌われる方が多いというのも承知はしております。筆が遅いというのも、困ったことではありますが・・・すみません。

 個人的に好きな作品は、テンプレ転位ものの、歴史改変系であります、小説家になろうで気に入っている作家様の一人、垢のついた夜食様の作品「無職ニートの俺は気が付くと聯合艦隊司令長官になっていた」だったりします。この作品の主人公が、必死であがき苦しみながら、なんとか少しでも良くなる方向へと頑張る姿が、とってもいい感じです。第二次大戦モノは、自分が沖縄出身と言うこともありますが、あまりにも生々し過ぎて、あまり好きではありませんので、珍しく好きになった作品だったりします。


<リンク:無職ニートの俺は気が付くと聯合艦隊司令長官になっていた by 垢のついた夜食>

 小説になった作品だと、「腕白関白」「三田一族の意地を見よ」「戦国小町苦労譚」あたりが、知識チートのテンプレ転生モノで好きな作品ですね。

 あの時、こうすれば、こうなる可能性がある、こういった歴史ifが好みの人間にとっては、異界転生というテンプレは、歴史修正の道筋を築くための要素として扱うことができます。なんとなく人気がある歴史ifは、知識チートだけのテンプレ転生モノであるように思います。
 これは、歴史ifが起きる理由をどこに求めるかにつきるのだと思います。私個人は、作品の在り様だろうと思いますので、これからも描いていければなぁと思っております。


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