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2016年9月22日 (木)

「弓張月異聞 リアルチートは大海原を往く」投稿しました

  長い長い、夢を見ているようであった。勘当されて、九州の肥後へ行って、父が解官されたと聞いて、肥後より大慌てで京洛へ帰還すると、崇徳上皇の院宣を受けて父為義と共に、後白河天皇と平清盛や兄義朝と戦った。清盛が郎党、伊藤忠清から射掛けられて外れると、
「清盛で不足なのに、貴様等ごときが相手になるかッ」
矢をつがえ、キリキリと身の丈より遥かに長い、弓を引き絞るようにして、射放つと伊藤忠清を大鎧ごと貫いて、弟忠直の袖鎧を刺し貫いた。
 日本のリアルチート代表、鎮西八郎為朝その人である。身長七尺とあるので、210センチということになる。体重もおそらくは、三十貫から四十貫(百キロ~百五十キロ)と思われる。左腕が右腕より長く、一丈五人張りの弓を引いた豪遊無双の#武士__もののふ__#である。

 椿説弓張月を元ネタとしまして、「弓張月異聞 リアルチートは大海原を往く」を投稿いたしました。
<投稿作品:弓張月異聞 リアルチートは大海原を往く>
http://www.alphapolis.co.jp/content/sentence/231805/


2016年9月20日 (火)

五位鷺のお話し、そして千年白狐

「五位の鷺は、哀しくて」をアルファポリスのファンタジー大賞に応募しました。

 五位を賜った鷺姫が話は、醍醐天皇の頃に語られたお話とされております。ここらへんは、京都の神泉苑に行ってみるとわかるかなぁというところです。秋の行楽シーズンでもありますから、一度、見にいかれてもいいかなと思います。
 遥か昔に遊びに行って、そこまで出かけることができません。
 三十年程前の記憶からの話であります。Webで見ると、今も、伝説として掲載されているようであります。
<神泉苑Webページ>
http://www.shinsenen.org/kaisetu.html
 若いころは、自転車が好きだったこともあって、京や奈良まで自転車で遊びに行っていましたが、最近は、住んでる場所も遠くなり、なかなかに京都や奈良へのお出かけが難しい状況です。

 千年白狐は、信太稲荷の白狐と安倍保名の恋物語であります。一般の皆様には、安倍晴明が両親と言った方が理解しやすいかなと思います。アルファポリスでは、プロローグを描いています。史実の両親関係と、伝承における両親関係が異なります。プロローグでは、発生した状況を描いています。
<アルファポリス:五位の鷺は、哀しくて>
http://www.alphapolis.co.jp/content/cover/652074864/
 私が描くと、どうも男の方が純情で未練がましく、女の人が強く割り切って行動します。世間一般の好みとは、そこらへんが合わない感じですが、好みの女性は、精神的に強い女性だったりします。そこらへんの男が束になって輪姦しても負けそうな女性が好みだったりします。

 千年白狐のプロローグは、エピローグなのですが、史実で言えば、鑑真上人様が、日本に上陸するために、玉藻御前と葛葉御前の手を借りて、東海竜王との口約束をおこなったとしました。これは、鑑真上人の日本上陸を、東海竜王が邪魔をしていたという背景を構成しています。
 また、ここでは、大茜という遣唐使船をモデルとした、大船が出てきますが、作中でモデルとした遣唐使船は、中国船の造船方法を基準としています。Junk船を基本構造に遣唐使船は建造されたとしています。大きさ等については、琉球の進貢船を基準に描いています。
 参考文献:「歴史の海を走る」 山形欣哉 著
参考文献:「海の武士団」 黒嶋敏 著

2016年9月18日 (日)

鷺姫伝説と女系社会

 日本という国では、太古女性が太陽であった言われるように、女系社会を形成していた。種族を維持・反映させるのに重要なのは女性であり、そして若さであった。古来日本が、末子相続を主として、女性を長とすることに違和感が無かったのも、女系社会が形成されていたためであると思われる。
 ただ、戦ということに関して、女性は弱さを抱くこととなる。典型的に体弱き女性でありながら、心強き女性として、鷺姫伝説を「五位の鷺は、哀しくて」で描いたのは、そのような身体的に弱いあやかしが、精神的な強さから描いてみたかったのである。
<リンク:五位の鷺は、哀しくて>
http://www.alphapolis.co.jp/content/cover/652074864/
 あやかしの力を持ってさえ、人に勝てぬ身体をして、追われれば飛んで逃げるほどに弱きあやかしが鳥である。空を駆けるために、骨は軽く脆くなり、陸上を立って歩けるだけの人に抱かれると、肋骨が折れるような娘となる。

 平安期に入ると、女性の家で養ってもらった男は出世して、女性を迎えるための家を建てることが、男のステータスとなるそうである。女性の家は、娘婿の力で成り上がることとなる。尊き血筋から、血沸き肉躍る力を描いて築き、京女を迎えて天下に名を馳せることが、男の夢となる。
 鎌倉あたりまでは、分割相続と台所領という考え方があったものの、弱肉強食の世では、嫡子相続に男系相続への展開へと進んでしまう。

 こういった流れそのものを止めようとするならば、水の技を用いて、空から色を興して、土の技を用いて、色から色を強化する
男であれば、リアルチート鎮西八郎為朝となり、女であれば、同じくリアルチートと呼ばれし、城板額御前ということになる。
 どちらも、当時最強兵器である強弓使いとして名を馳せている。そして、どちらもまた、リアルチートが災いしてか、滅びの道を進んでいってしまったのである。

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