ヴィンランド・サガ10巻
ヴィンラント・サガの10巻が発売された、デーン人によるイングランド征服は、デーン兄弟王の継承権争いに発展し、色々な思惑を絡めつつ進展している。トロルの子トルフィンは、徐々にきな臭くなる状況の中、平穏な農村で奴隷の生活を送っていた。そんな頃のお話である。
個人的には、クヌートとハラルドの争いの方が、観たいと思うが、トルフィンの視点は面白い。戦士の持つ、生と死の狭間に存在することへの問いかけが興味深い。正史としては、クヌートは、最終的にイングランド、デンマーク、ノルウェイの3つの王位を継承する、大王と呼ばれる地位に昇るみたいである。はてさて、ヴィンランド・サガでは、どのように描かれるかが、今後に期待というところであろうか。
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