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October 23, 2006

ラダー図(ラダー・ロジック) その2

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Radder03

 技術的には枯れたという表現がされるが、ラダー図はプログラミング言語としては面白い研究対象なのではないかと思う。情報関係の先生で、シーケンス制御装置を理解しようとする先生がほとんどいないので、あんまし省みられることが無いが、日本の現場で発達し、現場で改善され、現場で開発されたプログラミング言語だけあって、非常に良く考えられているし理解しやすくできている。機種依存性は高いものの、基本構造はどの機種であっても変わらないので、ひとつ覚えておくとそれほど手間取ることは無い。

 論理演算のはじめに話す内容としては、ここらへんが最初になる。論理演算ではAND、OR、NOTを教える場合の話しで、わかりやすく電気の流れとスイッチの関係で描くとわかりやすい。この形をそのままプログラムの記法としたのが、ラダー図であり、PLCに使われているプログラム言語なのである。
Radder04

1) 入力1のスイッチと入力2のスイッチが両方ONであれば、出力AはONとなる。(AND回路)
2) 入力3のスイッチと入力4のスイッチのいづれかがONであれば、出力BはONとなる。(OR回路)
3) 入力5のスイッチが入れば、出力CはOFFとなり、入力5のスイッチが切れれば、出力CはONとなる。(NOT回路)
 若干、NOT回路の説明が、難点であるが、おおむね論理説明がしやすい。(b接点の説明を解り易く説明するのは難しいなぁ・・・)
 ここから、論理回路を覚えると、多少面倒な回路であっても、たいがい理解可能な回路ができあがる。また、基本原理が理解できれば、ラダー図が長くなったとしても、時間をかければ理解できる回路となる。これが、日本の産業界で受け入れられた理由なのではないだろうか。機種依存性が強すぎるという欠点が、ラダー図のアキレス腱となりつつあるという実態が問題だと思うのだが、気にされている企業は少なそうである。もう少し気にしてもよさそうなのだが、気にしている企業に出逢ったことが無いなぁ・・・
 ただ、この言語形態の機種依存性が解決されないまま、PLCが発達していった結果、機種が変わった場合に対応しきれなくなるという状況が発生してしまったのも事実である。ま、一度シェアを確保した企業にとっては、非常に有利に働く結果となっている。これが、気にしない企業が多い理由なのかも知れない・・・

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