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November 23, 2006

PLCの将来 その2

 機械やエレベータ等の産業機器では、シーケンサを使うことが多いしPLCのソフトウェアエンジニアもいるが、VBAで表計算を扱ったりする人を含めたソフトウェアエンジニアの中に占める人数的な割合でいえば圧倒的に少ないと言える。
 また、最近は、組込系の浸透と進化によって、PLCそのものを設計製作してしまう傾向も強くなり、わざわざ、PLCを使う状況は減っている。ただし、産業機器の制御がゼロになるわけではないので、個別の機器制御にPLCを使って、全体の統括制御にパソコンを使った方が効率よくそして安価になるケースは多くなっている。その割りにPLCを使うケースが増加していないのは、PLCそのものの認知度が低いために、扱った経験が少ないという点からだと考えられる。また、PLCには、プログラム相互にメーカ毎の機種互換性が無いため、大雑把な標準化はされているものの、機種依存性の強いプログラミング言語形態を持っているため、かなりベテランの技術者でも自分の扱った事の無いPLCをクライアントの指定抜きで使うことは少ない。
 それに比べ、パソコンソフトウェアでは、VisualBasicやC言語といったまがりなりにもある程度は一般的に使われているソフトウェアを活用してプログラムを作成することができる。恐らく、今後この傾向は強くなることはあっても弱くなることは少ないと考えられる。今後は、どのPLC機種であっても依存性の少ない、ANDやOR、NOT、カウンタ、タイマくらいを活用するプログラムで1時間くらいで把握でき、それを統括するプログラムは、パソコン上で作成することが可能なPLCが重要になってくると考えられる。(パソコンからの制御をできる限り簡潔におこなうことができるようにする)最近は、1万円程度で購入可能な、オムロンさんのZENやシーメンスさんのLOGOといった簡易的なLDやFBDが描ける安価なPLCが発売されているのは、こういった背景があるのではないかと考える。パソコンに比較して、機器の信頼性が遥かに高いPLCを使うことで、装置の信頼性を向上できる。
 高額な汎用PLCを使う必要性は、徐々に減少し、マイコンを組み込んで作成するか、安価なPLCを使った制御に留める。ないしは、通信ネットワークをイーサネット等を使用した日立さんのWebコントローラを使ってパソコン上で統括制御をおこなう。おそらくは、そういった方向に変わっていくのだろうと考えられる。

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