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January 18, 2007

JIS B 3503(IEC1131-3)から見る組込 その2

 国際標準化の流れ(手続き型言語から関数型言語へ)
 データフローを基準とした設計・製作の流れが、確立されつつあります。機械、電気、情報それぞれがデータフローを基準とした設計・製作をおこなう流れが必要となります。相互に関連する部分は、フローを流れるデータの質(変数の型や配列といった信号の性質)を相互にあわせる必要が生じます。
 総合的なものづくりをおこなう場合、マネージメントを担当する人は、こういった各設計グループにおけるフローを把握し、個々の状況を確認しつつマネージメントをおこなう必要があります。
 こういった状況を踏まえれば、CやJAVAといった手続き型の言語形態は、今後の情報関連における設計・製作で使うには、きちんとしたデータフロー型にあわせたコーディングをおこなう必要がある。また、フローの流れがそのまま関数の流れとして記述可能な関数型言語を使った方が効率があがると考えられる。(ま、言語そのものを覚えるのは大変だけどね・・・)
 そういう意味では、今後の浸透しそうな言語には、FBDやSTといった形態を持つ言語ということになる。パソコンで使われる言語としては、Haskel等が関数型言語にあたる。

 ま、私自身は、アセンブラを使っているのは、仕方ないという部分があったが、CとかJAVAといった言語を使う気になれなかった。ここらへんの理由が、最近、データフローの考え方や原則、FBDやSTの関数型言語に触れることで、具体的に説明しやすくなってきた。
 つまり私自身は、論理演算式や数値演算式を考えるまでは、自分で設計・製作することが納得できるが、それをコーディングやプログラミングにする際、手続き型言語変換する作業が嫌いなのだということが解った。
 システムをデザイン(設計)するための、モデリング(具現化)する流れの中で、プログラミング作業のコーディング部分だけが、流れを阻害する原因をつくっている。結果として、オブジェクト指向プログラミングや、イベント型といった要素を組み込むことで、手続き型言語をできる限り使い易くする方向で、開発されていくのは理解できるが、システムが大きくなればなるほど限界が生じてくるように感じる。
 今後は、世界的な情報技術の流れとしては、関数型言語が、主流になるのではないかと思うが、おそらく日本国内は、この関数型言語の流れではない手続き型言語の流れが残存し、矛盾点を抱えたまま独自に発達するのではないかと思う。現状は、現場で活躍するソフトウェア技術者が、こういった国際的な標準化の流れを把握しても、日常業務に忙殺されて、本質や概念といった基礎知識の修得する機会や環境が与えられていない。また、当該技術者の技術能力が高いために、手続き型言語を使ってデータフローにあわせたパッケージ化することで、その場しのぎのコーディング上のノウハウを確立することが可能なためである。

 こういった現状を考えれば、せめて高等技術教育機関では、国際的な状況を把握しつつ、きちんとした技術教育体系を構築していく必要がある。また、できる限り、実務についている技術者への情報提供を含めたスキル(技能)教育を確立する必要があるのではないでしょうか?

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