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June 18, 2007

制御系の構築 その3

 MATLABSimulinkとLabVIEWについて
 制御に使われるシステムを構築する場合、数学モデルの構築をおこなうことが多い。従来の製品を設計・製作する場合、数学モデルの試作品を設計・製作した後、実機の設計・製作にはいることが多かった。
 しかし、コスト削減の実情から、試作を外注しているケースも多く、自社の試作段階での派遣技術者の増加もあって、シミュレーションモデルの検証が難しい状況になりつつある。結果として、数学モデルの実機検証は、シミュレーション上で課題をできる限り解決した後で、検証するケースが増えている。こういった状況下で発展してきたのが、数学モデル検証に実績を持つ、MATLABSimulinkと実機検証で実績を持つLabVIEWである。
 他にも、Mathmaticaといったソフトもあるし、C言語やJAVAといったプログラミング言語も使用されているので、シェア等は、統計の取り方で変わるので正直どの程度とはいえない部分が多く評価は困難である。しかしながら、私としては、非常に気に入っているソフトウェアでもあるので、使用される方が多くなるのは嬉しいことである。私がブログを描いてたりするのも半分は、普及してくれると嬉しいなぁと考えているからである。(苦笑)

 MATLABSimulinkにせよ、LabVIEWにせよ、設計思想そのものが、データフローダイアグラムを基準としたオブジェクト指向に基づいて設計されているプログラミング言語である。また、データフローダイアグラムを基準としてるため、両者とも、Structured Text(IEC61131-3)やHaskell(http://ja.wikipedia.org/wiki/Haskell)といった関数型言語に類似した構成となっている。
 時系列を含んだ変数の扱いが、純粋な関数型では困難な部分があるため、MATLABSimulinkやLabVIEWには手続き型の要素を含んだ形で設計されているが、本質的にはデータフローの流れを描くことで、プログラムを作成する未来型言語の構成になっていいる。
 私的には、全世界の技術屋さんの方々が、こういった新しい流れを受け入れ、関数型言語への流れに遷って行ってくれると嬉しいものである。私自身は、別段それがMATLABであろうがLabVIEWであろうが、Haskellであろうが、Structured Textだろうが、FBDになろうが、それはそれで構わない。手続き型言語には、そろそろ引退してもらいだけである。
 確かに、ノイマン型コンピュータを使っている限り、二進数であり、二値論理回路であり、マシン語であることはじゅうじゅう承知している。だからといって、人間がコンピュータに合わせなければならない理由にはならない。さらに、マシン語の制約条件が、開発されるプログラミング言語の制限となったのも事実である。
 マン-マシンインターフェースからすると、人間側にあわせて考えるのが、言語本来の考え方であり、機械(コンピュータ)が理解できるように翻訳する部分については、技術屋さんの大半が考慮する必要が無いはずなのである。

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