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September 2007

September 25, 2007

圧力の単位について

 psiって何?という質問がでてきたので、ちょこっと圧力のお話です。
 最近は、日本国内もSI単位が浸透していますので、使われることが少なくなった単位ですが、psiはポンド-スクエア-インチという読み方で、1平方インチあたりにかかる力が何ポンドありますかという意味だと考えてください。換算については、換算表から換算式を作成する方が現実的だと思います。ただし、桁数で6桁以上の定数項が必要であれば、自力で換算式を作成することをお勧めします。
 圧力計に使われる単位ですが、現在は、艦船の圧力計や古い生産設備の圧力計とかには、まだ現役で使われているところがあるのではないかと思います。米軍さんとかは、まだまだpsi表示が多いのではないかな?

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September 21, 2007

4-1/2桁って何ですか?

 桁数というのは、自然数であることが普通ですが、時折、1/2桁という表示にお目にかかることがあります。で、この1/2桁って何ですか?という質問がありました。(前も、似たような質問があったような気もします・・・)
 デジタルマルチメータを含め、デジタル表示器のカタログには、カタログ上に1/2桁という表示があったりします。これは、十進表記の場合、0から9の値を取ることができると、1桁ということになります。これに対して、0と1の表記しかできない桁がある場合に、1/2桁という表示を用いているようです。
 つまり、4-1/2桁という表記の場合は、0~19999までを表示できるという意味になります。
 これは、KEITHLEYの高感度測定ハンドブックに書いてある文章を参考とさせていただきました。ただし、記述としては、0~2という表示の場合も、1/2桁と表示しているメーカがあるので、完全に0~9までの表示ができない桁がある場合に、1/2桁という表示を用いると考えた方がいいかもしれません。

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閑話休題 その1

 規格等を紙で持っていると、重いし場所とりすぎるので、ISO/IECとJISやIEEEといった規格書類はネットで購入してダウンロードしている。規格等を紙で持っていると、重いし場所とりすぎる。
 ふと見てみると、JISの規格書の古いPDFファイルのデータには、何も無いのだが、新しく買ったPDFファイルのデータには、購入した権利者がPDFデータに記録されている。厳密にいつから始まったのか確認していないので、良くわからないが、去年くらいに変更になったファイルにはみんな私のデータが記録されていた。(苦笑)
 基本的に、購入したPDFファイルを個人で保有する記録媒体に保存している場合は、そんなに問題はないだろうと思う。英語を読む気力は少ないので、きっちり読んで確認してないが、IEEEの規定だとそんな感じの書き方だったと思う。ただし、ファイルから印刷することができるのは2部までとなっているし、ネット上での共有化等は一切認めていない。ただし、今のところIEEEのデータには、権利者の記録は入っていないように思う。(透かし画像とかはいっているかも知れないけど)
 JISの場合は、データを個人のパソコン(ライセンス契約の書き方からすると端末1台)1台にインストールすることはできますという風になっています。印刷物は1部みたいです。ユーザーライセンス契約にしたがって使用となっています。データを利用するパソコン数が増加する場合は、別途にサイトライセンス契約を締結する必要があるそうです。
http://www.webstore.jsa.or.jp/webstore/Com/html/jp/userlicense.pdf
 ま、著作権に関しては、非常に多くの課題を抱えていますので、いろいろと契約条項を作成するのも大変みたいですねぇ。JISの場合は、インストールをおこなったパソコンを、JSAの会計士が監査することへの同意についても、ライセンス契約に書かれています。

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September 18, 2007

メカトロニクス技術認定試験

 メカトロニクスに関する技術者を育てるための試験として、NPO法人”自動化推進協会”によって実施されている試験である。中央職業能力開発協会さんが認定しているメカトロニクス技能が、シーケンス制御を中心としているのに対し、自動化推進協会さんの方は、"Work"へのMechanismとしてのアプローチを基準とした、WTMACS(Work, Tool, Mechanism, Actuator, Controller, Sensor)というシステムを基準として構成されている。
 どっちが良い悪いではないのですが、中央職業能力開発協会さんの方は、電気側に寄りすぎで、自動化推進協会さんの方は、機械側に寄りすぎているように私は、判断しています。機械要素や機械制御を基準とするのであれば、自動化推進協会さんの”メカトロニクス”を推薦しますし、電気的なON/OFF制御装置であるPLCを基準とするのであれば、中央職業能力開発協会さんのメカトロニクスの方が良いかと思います。
 私自身は、”自動化推進協会”さんの方が、より広範囲の知識・技術を習得する上で必要な要素が入っているとは思います。ただ、自動化全般を扱っているために、教える側が保有しているべき知識・技術の範囲も非常に広く、教える側に厳しい内容になっているのは確かです。
 熊谷卓先生の本”メカトロニクス技術認定試験”を紹介します。この本は、内容的には試験を受けるべき基礎知識・技術の習得が済んでいる方が、試験前くらいに確認で読むための本になっているので、この本一冊では何が書いてあるかは、把握することが困難です。メカトロニクス関係の方は、この本を読んで、自分が何を知っていて、何を知らないかを確認することができるのではないかと思います。

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September 11, 2007

プロダクトライフサイクルマネージメント(PLM:Product Lifecycle Management)

 ま、最近はわけのわからんカタカナとか横文字が多くてねぇ・・・と感じるのは、年を取ったのかな。
 ただねぇ、何のことか?という本質の説明があんましきちんとされていないカタカナや横文字が多いんじゃないというのは実感としてあります。製品設計で、設計時のCADデータに関する(担当者、履歴等)を管理していくことは、どのレベルまで実施しているかを別にすれば、どんな企業でも実施している内容である。ここらへんまでが、プロダクトデータマネージメント(PDM:Product Data Management)と言うそうな。
 製品を製造していく過程での品質検査を実施し、シリアルナンバーを登録し、在庫管理等をおこなっていくことについても、どの企業でも実施している内容である。さらに購入者とシリアルナンバーの照合やユーザーからのクレーム等を含めたデータベースについても、結構やっている内容である。
 こういった製品の設計における各種CADデータ等の管理、製造から出荷までの管理、流通や顧客サービス管理までを含めた総合的な製品管理システムを構築することが、プロダクトライフサイクルマネージメント(PLM:Product Lifecycle Management)ということなのだそうだ。
 そういう意味だとすると、PLMの構築は、おおまかには3つに分類できると考えられる。
 設計用のデータ管理:CADデータやCAMデータといった、設計用のデータ。これに解析データおよび試作・実験データを含めたCAD/CAM/CAEデータ管理システムの構築
 製造におけるデータ管理:生産工程内にある検査項目における検査結果のデータ管理。これに部品の入手先情報や、製品の発注および在庫管理を含めた生産管理システムの構築
 ユーザー情報管理:修理状況や返品等のクレーム対応を含めた、ユーザーに関する情報管理。これに最近は、製品の保有状態(製品が廃棄されているか、利用されているか、眠っているか)に関する管理までを含めた利用状況に関する管理システムの構築。
 専門的には、色々とあるかと思われるがPLMとは、設計/製造/営業の各部門でどのような作業状況について、管理システムを構築しているかであり、どのように各部門の連携がとっていくかでしかない。現状でPLMの実施が途上の部分としては、解析データや試作・実験データの管理が設計データの管理に組み込まれていないとすれば、それをどのように組み込むのか?部品の種類や入手先といった調達情報の管理をどのように生産管理システムに組み込んでいくのか?顧客の製品利用状況はどうやって調査確認するか?あたりが、今後の企業の課題になると思われます。また、既存の管理システムが個別に管理している内容をどのように連動させていくかも、非常に厄介な課題になるかと思われます。(ここらへんが、PLMを推進していく上で、一番うまくいかない部分なのではないかな)

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September 10, 2007

テストの標準化と安全

 ISO/IECで安全に関する国際規格が、制定されつつあります。ここらへんが制定されると、非常に多くの分野で製品を製造する上でコスト増が生じると予想されます。日本では、実機の安全について取り上げるというよりは、ソフトウェアやシステムの安全性について危惧されるケースが多いようです。ま、ソフトウェアが産業の大半を占める現状では、あたりまえといえば当たり前ではあります。
 システムの安全性を確保するためには、テスト(試験)は必須の事項となります。これは実機だけでなく、ソフトウェアにとっても同様です。しかし、ソフトウェアの試験結果を添付せずに納入したり、ソフトウェア試験をせずにシステムの利用を開始することが多いのも実情ではないでしょうか。こういった現状を打破するためには、ソフトウェア試験を支えるジグや試験体制の確立が重要な鍵となります。
 この鍵を規格として制定しようというのが、現在のISO/IECの動きのようです。
 最近、ちょこっとづつ、そういった内容のセミナー等が開催されているようです。
 本来的には強制ではないはずの規格準拠が、ISO/IECにかかると強制されるような状況になっているようです。そういった意味では、輸出産業および輸出産業企業と部品等の取引をおこなっている企業は、規格準拠について半ば強制的な対応を迫られる可能性が生じます。製造業は、全般的にかなりのダメージを受けると考えた方がいいかと思います。
 輸出企業にコスト増を強いるのは、現在の貿易黒字(年間約10兆円)上は気にされそうにないので、このまま状況が推移すれば、ISO/IECの思惑通りの展開になりそうですねぇ。中小企業にとっては、非常に苦しい時代が到来しそうな気配が濃厚になっています。困ったもんだネェ・・・

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September 05, 2007

JIS C 0617電気用図記号の資料

 電気工事の資格試験では、新JISが使われているというお話をしましたが、現場ではまだ旧記号(JIS C0301)が使われているケースも少なくはありません。そういう意味で、比較等を含めて、電気設備関連の現場で使える資料を紹介します。山下・大梅氏の共著「見方・書き方 電気用図記号」です。
 目次
 1章 電気用図記号の概要
 2章 屋内配線
 3章 受変電設備
 4章 シーケンス制御設備
 5章 JIS C0301とJIS C0617との比較
 6章 制御器具番号


 一般の研究屋さんとか技術屋さんは、こういう一般的に”泥臭い”と言われる部分が、枝葉末節だと思われている方が多いようなのですが、先端に囚われるのも良いでしょうが、もう少しこういった”泥臭い”本質部分をきちんと把握した方が良いと思いますネェ。高等な研究発表をしている学生自身は、あまりその意味や流れ位置づけといったものを、把握されていないように思いました。目の前のことで精一杯なのは、良くわかるんですけどね。

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