伝送パラメータ(四端子定数)

シリアル通信がチップ間でも使われる現状があり、担当技術者が関われない部分についてブラックボックスにせざるを得ない。また、国際標準化の流れは、設計者の責任範囲についても明確化が求められてきている。この状況下では、製作した回路がただ動けば良いという状況ではなく、どの程度の安定性を持っているといえるかという定量化をおこなっていくためには、評価指標を用いた回路評価法をある程度確立しておく必要があるのではないだろうか。こういった回路の評価指標を確立していくための基礎技術としては、四端子回路網による回路設計の考え方は、重要になってくるのではないかと思われる。
四端子回路網では、出力信号=パラメータ×入力信号の場合に使われるパラメータを伝送パラメータないしは四端子定数という呼び方をしている。
Vi=A×Vo (∵Io≒0 出力開放、入出力電圧比)
Vi=B×Io (∵Vo≒0 出力短絡、伝達インピーダンス)
Ii=C×Vo (∵Io≒0 出力開放、伝達アドミタンス)
Ii=D×Io (∵Vo≒0 出力短絡、入出力電流比)
従来の回路設計では、電力伝送や通信伝送以外では、あまり使われなかった回路計算法ではないかと思います。しかしながら、回路評価を定量化するためには、こういった方式を使った評価様式が確立されていくのではないかと思われます。今のハードウェアの状況が、チップ間を含めて、シリアル通信が優勢になっていることも考慮すると、今後の回路設計そのものが、伝送線路の評価指標に基づいた設計の方が有用になっていくのではないかと考えます。






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