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October 02, 2007

新JIS規格と回路設計思想 四端子回路

 新JIS規格の変更を設計思想の変化と捉えるのであれば、回路設計は、4端子回路網が設計思想の基準となるのではないだろうか。私的には、歓迎だったりするのだけれど・・・普通の人は違うみたいである。
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 この考え方は、回路設計をやっている人の間では、あまり一般的ではないらしい。高密度実装回路にせよ、高周波回路にせよ、現在は通信伝送でしか考慮されていなかった内容が、一般の回路設計で必要とされるようになりつつある。この状況にしたがって、回路設計そのもののを考えていくと、4端子回路網理論に従った回路設計が有効である。私自身としては、制御系の回路を考えていく上では、4端子回路網による設計手法の方がより現実的なのではないかと思う。
 私自身は、4端子回路網で考える方が楽だったりするので、それほど違和感が無いが、どうも回路設計技術者の方と話をしていると、どうも違和感があるようなのである。
 四端子回路による回路設計の資料
 押本愛之助氏、小林博夫氏共著 「トランジスタ回路計算法」 工学図書株式会社

 一般的な回路設計手法としては、電流のフロー図を描くような設計手法となる。これはこれで回路素子の組み合わせから設計する手法としては、これからも有効である。しかしながら、全体を独りで設計するのではなく、個々の回路をモジュール化し、モジュールを単位とした、回路設計をせざるを得ない状況を考えると、電流のフローではなく、回路の入力と出力をフローとして考える手法にした方が、より責任分担範囲を明確にした設計手法となる。これが、これからの回路設計手法には必要になってくるのではないだろうか。

 現実に生じている、製品のトラブルや、回路の不具合について見ていると、どうも設計手法全般に大きな課題があるように思えてならない。システム全体が把握できる設計者が極めて少ない状態にもかかわらず、個々の回路を個別に設計している状況が発生している上、個々の回路を技術者が把握しきれる状況ではなくなりつつある。
 この状況が続けば、優秀な回路設計の技術者であるほど、ちょっとしたミスから、セーフティアセスメントの闇に埋もれてしまう結果になりかねない。すでに今の状況は、一人の優秀な技術者が、すべてをカバーできる状態にはない。

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