一般で言うデジタル回路は、二値論理素子(JIS C0617-12:1999)という範囲に含まれる。アナログ回路の場合は、アナログ素子(JIS C0617-13:1993)として表されます。しかしながら、現在の組込実装系で使用されている素子としては、物理的な複合ゲートだけではなく、マイコンやメモリにプログラムを実装して必要な複合ゲート代わりに使用する例や、プログラムによって複合ゲートとして使用可能なFPGAのような専用素子も現れました。
また、通信分野では、デジタル通信の発展と浸透の過程で、物理的な信号はアナログ信号であっても、伝達される信号は二値論理信号となる位相振幅変調通信のような方式もあり、一概にアナログ信号とデジタル信号という区別すら困難になっている事実もあります。

こういった状況を踏まえ、図記号の様式がISO/IECで検討・協議された結果として、IEC60617が生まれました。日本では、1990年代から図記号の変更がすすみ、2001年にはJISの図記号体系をIEC図記号体系に全面的に変更をおこないました。
課題としては、この規格変更は設計者側における自由度が高いので、実際に図面化する場合に、きちんと相手に伝えるための努力が必要になります。特にJIS C0617-12およびJIS C0617-13は、描き方によってかなり回路図の印象が異なります。また、このために図記号を自分で描いた場合、あっているのかどうかの確認に非常に手間がかかります。しかも、判断しにくいものは、判断が保留にされてたりします・・・sigh
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