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April 11, 2008

計量管理について

 英語で計量は、metrologyと表記される。
 計測用語(JIS Z8103)では、計量は、国家標準につながる種類の量の計測を意味するとなっているので、測定に含まれるという形で記載されている。ただ、計量法という法律で”計量の基準を定め、適正な計量の実施を確保し、もって経済の発展及び文化の向上に寄与することを目的とする”となっているように、国策としての側面が強い。
<計量法リンク>http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H04/H04HO051.html
 国策としての計量法は、かつての度量衡法の改訂からきていることもあり、基本的には商取引の中で使用される計測に関する内容が、計量という言葉に集約されると考える。
 かつて生産技術全般の合理化や計量管理をきちんとしなければ、いい加減な計器で商品を計り売りされては消費者が被害を被り、企業の信頼を失ってしまうことから、昭和25年に計測懇談会(現:計測自動制御学会)が設立され、計量管理の推進をはかった。現在は、計量管理を推進する団体として、平成12年4月に(社)日本計量協会、(社)計量管理協会、(社)日本計量士会の3団体が統合され、(社)日本計量振興協会として発足しています。

 実験屋をやっていた身としては、最初の頃は測定と計量の区別がつきにくかったものですが、測定をおこなうことと、計量をおこなうことの違いは、商取引上での問題が生じないように測定をおこなうというのが計量という覚え方をしています。(そんなには間違ってないとは思うのですが、どうなのかなぁ・・・)
 200mのケーブルを販売する場合、ケーブルの長さを測定すると±1m以内の精度で測定可能だとします。200mの測定結果で販売すると、199m~201mの商品が並ぶことになります。測定としては、問題ありませんが、購入する側は、200mという表示の商品を購入して201mであったら気にしませんが、199mだったりすると文句がでます。ですから、製造メーカーとしては、製品の測定結果が201mの商品を200mとしてパッケージ販売する必要が生じます。<結果のバラつきが大きいようであれば、202mでの販売となります。
 ここらへんは、お惣菜やさんの量り売りなんかも同じです。100gで買ったポテトサラダが、10gだった時は文句が来ると思います。”俺が100g言うたら100gなんじゃい”とか言い始めたら、公正な商取引は成立しません。
 計量という言い方をする場合は、計量結果を受け取る側(購入者)がどこまで許容してくれるか、どこまでであれば許容可能かを基準として限界値を決めます。作る側は、許容値に対して、どこまでコストを削れるかというお話となります。別件となりますが、ケーブルの測定精度を±1mから±0.5mにできれば、202mで売っていた商品を201メートルにできる。200m巻3000円の商品であれば、100個売って1個分から、200個売って1個分となるので、コストが削減できます。問題は、精度を上げるのにかかったコストが、1万円だとしたら600個売ればなんとかなるし、1000個売れれば、儲かるということになります。精度をあげるコストに100万だとすると、10000個でも足りないということになります。コスト対効果という考え方は、ここらへんから説明していく感じになります。どうも、困るのは精度を上げるのに100万円かかるのに、精度をあげようとするところなんですよねぇ・・・でもって100万かかるのを20万でなんとかしてねという感じだったりします。困ったもんだ・・・

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