« スタックシーケンスとフラットシーケンス そしてPLC | Main | 中学生の体験授業 »

October 29, 2008

W・T・MACS

 W:Work
 T:Tool
 M:Mechanism
 A:Actuator
 C:Control
 S:Sensor
 今年の総合大東京校では、生産自動化システムの授業のうち何回かを、熊谷卓先生と熊谷英樹先生にお願いして、学生と一緒に受講しています。この前は、熊谷卓先生の講義で、システムを構成する場合、Sensorの信号は、どの時点の信号を、どのように測定しているかによって、変わっていくというお話をお聞きしました。
 対象となるWorkをセンシングできれば一番いいのですが、一般的には困難であり、ToolないしはMechanismの部分から信号を取り込んで制御するフィードバック制御が一般的です。対象となっているWorkをセンシングできればフィードバック制御となりますが、実際に使われているシステムは、TMACのいづれかをセンシングするセミ・クローズドループコントロールばかりです。
 センサそのものについても、対象のWorkを判別するのではなく、単に物が信号を遮ったや、熱源が移動したしたといった物理現象を信号として取得しているに過ぎないというお話をお聞きしました。
 普段、何気なくフィードバック制御と考えていた事柄も、実際に使われているシステム全体ではフィードバック制御になっていない場所が多く、フィードバックされていない部分については、ブラックボックスであり、”きっとこうなっているはず”という思い込みだけで設計・製作されています。
 フィードバックされていない部分でトラブルが発生すると、センサでは検出できず、エラーとなり対処しなければならない結果となります。自動機器が組み込まれたシステムで、死傷者がでるような大惨事が発生するのは、こういった”きっとこうなっているはず”という部分で生じるといったお話を熊谷卓先生にしていただきました。




システムの穴は、センシングで対象としてる信号は何かというのから確認していくことができます。人が通ると動き出すエスカレータがあっても、実際には通るのが人でなくても稼動するシステムがほとんどです。風で舞いあがる埃に反応して開いてしまう自動扉もあったりします。センサで見ているのは、人間ではありませんなんらかの物理現象にすぎないのです。
 ドリルで穴加工する場合、穴加工が終了するかどうかをワークの内部を確認しながら加工することは通常はできません。ドリルをチャックしているツールがどのくらい移動したかで確認する方法となるのがほとんどです。
 安全を考える上でも、システムの評価指標を考えテストを考案する上でも、センサが何を見ているのか、何に反応するのかをきちんと把握しておく必要があります。自分が作っていく過程で、忘れてしまいやすい事柄を確認させていただきました。本当にありがとうございました。

« スタックシーケンスとフラットシーケンス そしてPLC | Main | 中学生の体験授業 »

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference W・T・MACS:

« スタックシーケンスとフラットシーケンス そしてPLC | Main | 中学生の体験授業 »

May 2021
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

Recent Trackbacks

Categories

  • つぶやき
  • コラム
  • スポーツ
  • トピック
  • ニュース
  • パソコン・インターネット
  • 日記・コラム・つぶやき
  • 書籍・雑誌
無料ブログはココログ