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April 09, 2009

明日のためにか今日のためにか

 2値論理回路のお話を何度か描いていたりするのだが、個人的には明日のためにという意味合いがある。特に技術教育機関における問題である、ANDやOR、NOTというものは、基礎事項であるため、教えないわけにはいかないが、2値論理回路について新JIS規格は、いまだに国内で対応されている企業が少ない。
 ここらへんは、某技術専門書雑誌の影響が大きいと思われるが、まぁ多分にアメリカのローカルな国内規格であるIEEEが変更されていない状況では、日本国内では欧州を中心としたIECとIEEEが並立して稼働することになる。
 今日の状況からいえば、国内的には2値論理回路およびアナログ素子(JIS C0617-12およびC0617-13)に限っていえば、IEEEの図記号を活用することが可能と考えられる。ここらへんをきちんと描いた専門書はないねぇ・・・JSAのウェブページ上にPDFファイルで、一部が記載されています。
<JISの標準化>http://www.jsa.or.jp/stdz/edu/pdf/b4/4_10.pdf

 日本国内の状況というより、アメリカの状況がIEEEに代表されるような状況ではあるので、電子CADがIECに変更されることは、この数年くらいはなさそうな状況である。新JISへの対応を現実として言えば、各社で図記号をどのように対応していくかを考えるしかない。アメリカの状況としても、IEEE Std 91では国際規格IECとの整合性をとって記載されているため、IEEE旧規格との併記されているようである。(ここらへんは、現在、確認中・・・)
 集積回路を製造している企業さんでは、ピン配置図(IEEE準拠)と論理図(IEC準拠)の併記がおこなわれている。ただ、オペアンプに関しては、欧州自体も新規格への移行がすすんでいないようでもあり、積極的な対応はみられない。二値論理回路の表記法でアナログ素子が記載可能であり、アナデジ混在ICの表記は、二値論理回路を基準としているので、JIS C0617-12を基準とした表記となっていることからも、特段の指示がなければアナログ素子単体で表記することは、企業レベルでは少ないと考えられる。(つまり、現状でJIS C0617-13を使用して描かなければならない企業はほとんどないのではないかな)
 以上の状況から判断すると、日本の少なくとも教育機関では、たとえ某雑誌が当該雑誌以外で使用できない図記号を使って描いている現状を考えれば、電子工学や情報工学でハードウェアについて教えるのであれば、ある程度は、新JISに対応するべき時期にきているのではないかな。

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