環境エネルギー概論 03
世界のエネルギー事情資料1http://www.ene100.jp/www/wp-content/uploads/zumen/4-2-2.jpg
現状の世界事情と、欧州事情では、国別の電力に対する取り組みが異なる。欧州の場合、フランスで稼働している原子力発電所に依存することで、自国の原子力発電からの脱却を進めていることができている。これは、送電線が設置されていて、国外に対して輸出が可能であるという事情を表している。
原子力発電をおこなっていないイタリアを含めて、ドイツ、ベルギー、スイスが撤廃を決定し、原子力発電所の廃炉に向けた行動計画をとっている。これによって、原子力による電力輸出をフランスは可能とした。
世界主要各国の発電供給量割合 ~原子力発電所を巡る各国の議論~
各国の議論では、自国の利点を語る電力の輸入が可能であるという意味で、欧州と日本の事情が異なることは理解しなければならない。
イタリアは、チェルノブイリ後の1987年11月に原子力発電所および関連研究施設の廃止を決定している。
ドイツは、2022年に原子炉の廃炉を決定している。
ベルギーが、2025年に原子炉の廃炉を決定し、スイスが2034年に原子炉の廃炉を決定している。
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