論理演算4 論理演算と文章読解
記号論理をすすめていくと確認できるのが、文章を論理的に解読する能力である。これは、一般に知られている内容としては、○×の試験問題なんかの問題文が持つ論理構造から解答を類推する手法としてノウハウ化されており、予備校なんかで教えていたりする部分でもあるが、文章読解の起点となる考え方であり、言語を問わないので、英文であろうと適応可能な手法である。
「ドラゴン桜」というマンガの中で、日本語が重要であるというお話が描かれているが、マンガの中で言う日本語とは、論理演算としての読解および文章の論理的構築となっている。これは、業種とか技術事務に関係なく、非常に重要な能力であり、きちんと身につけておかなければならない能力である。
<白から黒へ>http://sugc.cocolog-nifty.com/nari/2009/04/post-179c.html
論理演算としての文章読解は、技法的な内容となっていくものである。どのような論法で描かれているかがで、論法の論理演算がどのようになっているかを把握する能力が読解力である。良く論理学の最初に使われる文章例として、「人間は、必ず死ぬ。貴方は、人間である。ゆえに、貴方は、必ず死ぬ」これは、A=B and B=C ∴A=Cという論理演算を文章化したものである。
論理演算が使われるのは、ポットなんかにも使われていて、安全のためのスイッチという考え方で、AとBの二か所を押さないとお湯が出ないように作られている。これは、ボタンひとつ押すとお湯がでるように設計・製作すると、押し間違えて、熱湯が出てしまって火傷することを防ぐという目的を持っている。これも、安全にポットを使うという論理条件にしたがって、必要事項を条件化していった結論となっている。
意味を演算処理し、新たな定義を構築するということもある。有理数+無理数=実数といった内容である。
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