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2009.07.08

カラーコードはもう古いけどね?

 抵抗のカラーコード[Resistor colour codes]は、色々な理由がありますが、そろそろ教科書でしか見なくなりましたかねぇ。高密度実装が当たり前のようになり、チップ抵抗ぐらいしか使われなくなったため、最近は、カラーコードを覚えさせることもなくなりました。(学校の実習ではまだ使うんですけど、学校の実習くらいなんですよね)
 カラーコードの入った抵抗は、ゼロではありませんが、実装基板に使われること自体がほとんどなくなりました。時代の流れと言えば、流れではあります。ただ、使う使わないではなく、考え方って重要なんじゃないかなと思います。
Registor1
 Black [黒] 0:零個10^0
 Brown [茶] 1:0一個10^1
 red  [赤] 2:00二個10^2
 orange[橙] 3:000三個10^3
yellow[黄] 4:0000四個10^4
 green [緑] 5:00000五個10^5
 blue [青] 6:000000六個10^6
violet[紫] 7:0000000七個10^7
grey [灰] 8:00000000八個10^8
white [白] 9:000000000九個10^9
 Silver[銀] ±10% 価格安い
 Gold [金] ±5%  価格普通
 精密抵抗 ±1%  価格高い
 乗数の確認とか、0乗の定義とか対数、誤差の有効数字や精度といった内容を教えるのにも利用していたのですが、学生に覚えさせるという部分がなくなったので、ちょっと活用し難くなりました。(^^A;;;ザンネン
 実習とかでは使っていますから、数学のお話と回路実習では使っています。ただ、読めるようにとか強制しなくなったので、学生の方は覚えてないですねぇ・・・個人的には、カラーコードを読むために覚えるのではなく、乗数や0乗とか有効数字、誤差と精度といった数字に対する感覚を身につけるために覚えておくことをお薦めします。
 普通に知識としてしっていることであっても、実務の中で感覚として知っているということはどういうことなのか、単にひとつの事柄から、ひとつの事柄だけを知るのではなく、いくつも事柄を関連付けて覚えていくことが大切だと思います。

 学生やセミナーで良く言っていることだったりしますが、数字は、そこに描かれている数字をそのまま捉えるのではなく、システムに組み込む要素として捉え、要素としてどのような要求があり、どのような位置づけとして使用されるかを含めて考えていくという覚え方をすることが重要だったりしますし、そのためにはカラーコードを活用することもできます。
 安いから大量に使えるし、色々と教える時には、よさそうな感じの部品ではあるんですよ~
 たくさん直列につないだ時に、全体の誤差がどのように集積されるとかも実験できるしね。デジタルマルチメータの確度とか、表示値と測定値の誤差とか集積値とか実験するのも使えるのでいいんだよね。
 1[kΩ]の抵抗値を持つカラー抵抗を測定してみた結果です。Goldなので±5%の精度を持つ抵抗ということになります。1000±50[Ω]の範囲に入っていればいいということになりますが、一番、誤差が大きく16.2[Ω]ということからすると、2%くらいには収まっていると考えられます。精密抵抗の場合が±1%精度となりますから、それよりは悪い結果ということになります。
 988.21[Ω]、988.47[Ω]、989.27[Ω]、986.93[Ω]、983.80[Ω]という読み取り値になりました。今回は、計測器の確度については表記していませんが、計測器の確度を読み取り値に対して演算して記載する必要があります。計測工学の講義をやるときには、確度演算の資料にしています。

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Comments

 さて、抵抗を測定した結果として、このような結果になった理由は何でしょうか?
 測定結果から、説明を試みなさい。

 こんな課題が、私のスキルの評価試験となります。

Posted by: Nari | 2009.07.09 at 09:07 AM

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