円周率πっていくつでしょうか?
<数学コーヒーブレイク5>でも描いた記事の補足かな(^^A;;;
円の周囲の長さ円周長は、直径×円周率となります。つまりは、円周率は、円周長/直径となります。円周長と直径の比率である円周率がいくつになるかは、長さを計測することで算出する場合は、測定精度によって変わってきます。
以前に、文部科学省から円周率=およそ3で教えるというお話が出て問題になり、円周率=3.14・・・じゃないのか?という話題で盛り上がったことがあります。この話題では、円周率が3というのが問題になるかどうかです。
円周率が3だと、円周の長さはちょうど、下図の内側にある六角形の長さとなります。円の長さからすると短くなります。これを近似しているとするかどうかが、問題の争点であったように思います。貴方はどう思いますか?

円周率を3.14とすると、直径60mm円の円周長さは188.4mmとなり、六角形の長さは180mmであり、差は8.4mmです。差を比率で算定すると、4.46%となります。この差を大きいとするか、無視できる数字とするかは、目的が必要とする計算精度によって異なります。演算の目的を明確化すれば、差を無視できるかできないかの判定ができます。しかしながら、前提となる目的の明確化がされていなければ、πはいくつが正しいのかという判断はできません。
どうもこの話題が当時のメディアで掲載される場合、いまひとつ目的の明確化が話題にならず、πはいくつなんだというお話ばかりが目立っていたように思います。メディアさんの立場としては、面白ければ目的の明確化なんかどうでも良いことでしょうから、議論することそのものが目的となっていたようでした。
結局、π=3.14に戻ったようですが、じゃぁ3.14で本当にいいのか?π=3.14159265・・・をπ=3.14と仮において計算するのに用いるじゃないのかな?という話題については、マスコミさんとかでは出てこないんですね。(苦笑)
個人的には、πがおよそ3であろうが、3.14159265・・・だろうが関係なく、教える側が、円周率の意味合いをきちんと把握して教えることができるのであれば、別に問題はないように思うのですが、なんでなんでしょうねぇ・・・電卓で演算する場合、πはπでしかなかったりします。これは、何桁であろうが、πを数値で表現すれば、演算精度が落ちるからです。つまりは、本義的にπはπでしかないのです。
どんなに簡単な問題であっても、教え方によって、深くもなれば、浅くもなります。どこまでを求めるのか?貴方はどこまで探究したいか?数学にせよ工学にせよ、理系の問題であっても解答の無い課題があたりまえになりつつある今の時代に、明確な解決方法とか、解答がなければならないというのは、大きな矛盾を抱えているように思います。


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